ピアジェ幼児教育

発達心理学の父

スイスの心理学者ジャン・ピアジェは、20世紀で最も影響力があり、心理学だけにとどまらず哲学、生物学、数学など多くの分野に多大な影響を与え、「心理学の巨人」とも言われていました。

心理学の分野においては発達心理学の創始者とも言われ、新生児から青年に成長するまでの知的発達の過程を、数多くの観察や実験によって確かめ、実証的研究を通してそのメカニズムを解明しました。
ピアジェが実証した理論は、全世界に影響を与え、幼児教育の基盤になっています。

子どもの発達段階

ピアジェは様々な観察や実験から、子どもは幾つかの思考段階を経て発達することを発見しました。
その思考段階は4段階あり、
  • 0〜2歳:感覚運動期
  • 2〜7歳:前操作期
  • 7〜12歳:具体的操作期
  • 12歳以降:形式的操作期
に分けられます。

0〜2歳:感覚運動期

赤ちゃんとの遊びの代表とも言える「いないいないばあ」
これは、目の前のものが隠れていて見えなくても、ものが存在し続けていることを赤ちゃんが理解する能力を備えているため成立する遊びになります。
このほかにも、タオルなどでおもちゃを隠したら、赤ちゃんがそれを探してタオルをめくるなどの遊びも同じです。

このような遊びができ始めた赤ちゃんは「物の永続性」を理解しているといえます。
他に赤ちゃんにみられる現象として「人見知り」や「延滞模倣(過去に見たことなどを再現する)」などがあり、これらの行動で物のイメージや記憶ができるようになったことがわかります。

2〜7歳:前操作期

イメージすることができ、言葉を使うようになると「ごっこ遊び」などをし始めます。
外部から受けたものを思い描き、言葉や行動にして表すようになりますが、この段階では、直観的な思考や自己中心的な思考となります。

7〜12歳:具体的操作期

物事の見方が多角化できるようになり、注意を分散することができたりして、より適切な思考ができるようになりますが、まだ具体的、現実的なものを対象とした思考となります。
これまでの自己中心的な思考から徐々に客観性を備えるようになっていきます。

12歳以降:形式的操作期

具体的、現実的な対象から離れても、抽象的、仮説的に思考する能力が備わります。